私は10年ほど前に倉敷市の有名な墓地の管理人さんに譲り受けて、ペットとして柴犬を飼っていますが、最近急に老化が進んでいます。
2、3年前は「散歩!」と呼べば、尻尾を振って飛びついてきたのですが、近頃は呼びかけてもしばらくこっちの様子を確認した後、のそのそと水を飲みにやってくる次第なので、少し悲しいものです。全体的に体毛も昔より薄くなり、寒い日は少し震えている素振りを見せたり、散歩に行くと建物の下に入って無意味に立ちつくしたりします。また、散歩する距離も短くなり、他の犬と接触した場合も吠えたり無用な争いはしなくなりました。人間も犬も年をとると段々と保守的になっていくものなのですね。諸行無常、盛者必衰の理を感じます。
可愛い愛犬には、これから年を取っていっても、これまで通り愛情を与えていきたいものですね。犬の寿命は人間よりもずっと短いのですが、残りの余生を幸せに送ってほしいと思います。そんな願いは愛犬は知らずに、道路脇に生えてる雑草や落ちてるゴミなどをすぐにもしゃもしゃと食べてしまうのですが。